Dr. Eitan Grinspunの講演@東大本郷キャンパス
記事を上げるの忘れてました。
タイトルはGeometry in Motionということで、シミュレーションとモデルの幾何についての関係についてこれまでに発表した論文を取り上げながら説明していく流れでした。
研究のゴールに掲げていたのは以下のの4つ。
- Reliability
- Creativity
- Efficiency
- Simplicity
印象に残ったのは「エンジニアリングとコンピュータグラフィックスの関係をいかに築くか」のような話で、エンジニアはSIGGRAPHのペーパーなんか読まない、とも。他分野のテーマ・現象を扱うことの意義について。
それから、Sensitive Couture for Interactive Garment Editing and Modelingが何度か話に出てきて、カスタムメイドの服が買えるようになる(*)とか。
総じて、エンジニアリングとの連携(実際に販売されている製品での実装、映画での利用など)が強調されていたように感じました。
(*)thunderlily.com 着せ替えシミュレーションもあります
紹介されていた論文の一部を抜粋。どれも動画が美しくインパクトが大きいです。
- Discrete Shells
- Efficient Simulation of Inextensible Cloth
- 布のシミュレーションを効率的に行うためのConstrained Lagrangian Formulationについて。
- TRACKS: Toward Directable Thin Shells
- 粗いメッシュのモーションを細かいメッシュで近似的に再現する。MotionとGeometryの分離。
- Sensitive Couture for Interactive Garment Editing and Modeling
- 対話的な衣類のモデリングとシミュレーション。
- Discrete Elastic Rods
- Discrete Viscous Threads
- ロッド、粘性のあるロッド(蜂蜜などを垂らした状態)のシミュレーション。
- Unified Simulation of Elastic Rods, Shells, and Solids
- ロッド、シェル(薄膜)、ソリッドを一元的に扱うための手法。
各論文はDr. Grinspunのウェブページから。