ICGG2014@Innsbruck 8/4-8/8

オーストリアインスブルックで開催されたICGG2014に参加しました。

飛行機はフランクフルト(ドイツ)まで12時間、インスブルックまで1時間ぐらいです。
ルフトハンザドイツ航空ANAの共同運航のようでわりと快適でした。

会場
会場はUniversity Innsbruckの古い建物でしたが、非常に綺麗でした。
5セッションが並列で間のコーヒブレイクが妙に長くゆったりしてました。
部屋は大ホール1、階段部屋1、大教室1、小教室2で、一番小さい部屋(容積30人ぐらい)で発表しました。


キーノートスピーチがあった大ホール


発表の様子

研究
キーノートスピーカの一人はGrasshopper(Rhinocerosモデリングツール)の開発に係る方で、
遺伝的アルゴリズムによって幾何的な問題を解く、という話でした。
かなり面白かった発表の一つです。
他には、

  • Barej et al., Design and Application Studies for a Cupola Forming Orbital Arrangement of Miura-Ori Basic Units
  • Misic et al., Composite Concave Cupolae as Geometric and Architectural Forms

このあたりが折り紙とか多面体に関連していて面白かったです。
他は図学CAD教育、建築、種々の曲面についての研究といった感じです。


インスブルックの街は大きくなく、また山に囲まれています。
デカい神戸という感じ。
建築物は有名なものがいくつかあり、Zaha Hadidのデザインした駅や展望台を見てきました。
可展面による自由曲面設計などの論文によく登場するので、生で見れて良かったです。


山頂へ向かうモノレール(?)の駅(建築の人からみると繋ぎ目がいい加減らしい。実際そうだった)


食事
ごはんは割愛します。
じゃがいもとハムとチーズでした。以上。(まずくはない)


おわりに
今回は一人で参加したため、わりと自分から行動できたと思います。
昼食の時間には、列の前後に並んでいたEva Wohllebenさんと1:1で話す機会もありました。
偶然ですが同じような多面体の研究をしていたので、わりと楽しく話せました。
(以前にサーベイした論文の中にWohllenbenさんの名前があるのを後で気づきました。)

ただ、休憩時間やディナーでは、大阪大学の阿部先生と安福先生、および研究室の学生さんにお世話になりました。
また山口泰先生には日本からの参加者で集まる機会を設けていただきました。山口研の学生卒業生のみなさんともお話できました。
図学会の運営に携わる先生方には自分の発表を聴講していただけたので、教室が寂しくならず助かりました。
オーガナイザのHans-Peterさんの奥様が日本人で、この方にもお世話になりました。
どうもありがとうございます!