パズル展@つくばエキスポセンター レポート

本日、三谷先生に勧められて、つくばエキスポセンターで展示されている「パズル展〜科学する思考に挑戦〜」を訪れました。実際にあるものを手で動かしたり、iPadニンテンドーDS上で操作したりと、様々なパズルがあり、気が付けば2時間近く時間が過ぎてました。

以下、色々気になったものについて、書き連ねさせていただきます。

1.ジグソーパズル 〜孫悟空

ジグソーパズルと銘打ってますが、その実態は、平面上の絵を完成させるのではなく、立体模型を作るパズルでした。ピースの形から配置する場所が想像できるため、難易度は比較的優しいものと感じました。しかし、腕など支えがないと落ちてしまいそうなピースを固定できる作りにしてあることに、感心してしまいました。

2.つみきBLOQ

画面に表示された積み木を、リモコンを操作して重ねるなど、複数の遊びができるゲーム。積み木をつかむ際に力学的フィードバックは無いのかと感じるあたり、だいぶ毒されている気がしました。

3.組木パズル

複数のピースを組み合わせて、立体的な形を作るパズルです。私にとっては良く見るパズルであり、またここで見たパズルも既に見たことのあるパズルでした。探せば他の例もあるでしょうが、一般的と言われるものがこのパズルなのでしょう。それは、ある種の美しさだとか、完成度の高さ、あるいは歴史などでしょうか。ともあれ、このような一般的と思われるまで普及することが、新しいパズルを作る上での目標となるのではないでしょうか。

4.科学技術とパズル

曰く、タンパク質の形を考察するために、アミノ酸の配列を折り曲げて畳んだりして、特定の形に変形することを目指すパズルです。自分の色付き図形パズルも、分子構造の分解と再構築の形で、化学分野に応用する方法を夢想してたので、親近感がわきました。特定の規則に基づいてピースを動かすようなパズルは、原子の構造という規則の中で役に立つことが多そうです。

5.巨大イージーキューブ

立体的なピースを組み合わせて、様々な立体を作るパズルですが、この例はピースが巨大です。大きいため、手元で様々な組み合わせを試したり、まわしてみて様々な角度から確認することが手軽にできない印象です。
また、大の大人が必死にやっていると、子供たちに作業を奪われてしまいました。彼らにとっては、それこそ重いようなピースなので、複数名で協力しあって解こうとしていました。それを見て、ある種の指示を飛ばして作業をするための、練習課題となるのではないかとも思いました。

ここで紹介したモノ以外にも、色々なものがありました。
9月2日まで開催しているようなので、興味のある方はお早めに。
(山本)