SIGGRAPH 2012 レポート#1
全部または一部参加したセッションの概要・感想を書いていきます。
Course
- The Hitchiker's Guide to the Galaxy of Mathematical Tools for Shape Analysis
形状解析のイントロダクション。3Dモデルの作成や入手が容易になり、さらに3Dプリンタの登場により"Materialize"することも可能になった。膨大なデータの中から幾何的な合同性(Geometric Congruence)、構造的な等価(Structural Equivalnce)、機能的に等価(Functional Equivalence)、意味的に等価(Sementic Equivalence)なものを判断および認識するための形状解析はより重要になっているというお話。対称性の検出や同一性の判定に関する研究紹介もありました。
Birds of a Feather
- Blender Foundation - Artist Showcase
Blender開発陣のセッション。プロジェクトマネージングやトラッキングや人型キャラクターのモデリングなどが紹介されていました(他にもたくさん!)。「最新版はいつリリースなのか?」といった質問も。またBlender作成のゲームも!AndroidやiOSで遊べる"Eat Sheep"はこちら。ゲーム製作過程の全体をドキュメント化することが大きな目的だそうです。企業や研究者とも微妙に違うからか、終始和やかな雰囲気でした。単純なレンダリングとアニメーションぐらいしか使いこなせていないので今後はもう少し挑戦してみます。
Technical Papers Fast Forward
注目イベントの一つ、ファストフォワード。18:00開始ですが17:30には長蛇の列ができていました(17:15ぐらいから並びました)。ただ前の方の席でも1つ2つは間の席が空いていることが多いため、大人数で並んで座らなければ遅れてもなんとかなります。ネタを仕込んでいる人も多く非常に面白いし、どのセッションを聴くかの参考にもなります。
(鶴田)